簡単梅ジャム作り

収穫前に落ちた梅の実を利用して、簡単なジャムを作ります。とても酸っぱいジャムができます。

梅の古い木があります。3月に、むせるような香のうすいピンクの花をたくさん咲かせます。豊後梅ではないかと考えています。「梅?」と疑いたくなる大きな実をつけます。
6月はじめに収穫して梅干を作りますが、それ以前にも黄色くなって落ちてしまうものがあります。虫食い、落ちたときの傷等がありますが、拾い集めて冷蔵庫で保存します。



落ちた実を保存しておいたものと、梅干のために収穫したもので傷があったものを集めたものです。
二つ割にすると、中まで黄色くなっているものもあります。杏と間違えるほどです。

1．適当に切ります	2．砂糖を入れて煮込みます	3．煮込み5分	4．煮込み15分

１．梅の実を水洗いし、痛みの大きな部分を切り落とします。事前のあく抜きはしていません。種をそぎ落とすようにして刻み、そのまま鍋に入れます。
２．砂糖を何回かに分けて、甘味が分かるまで加え、煮込みます。最初は底に水分が少ないので焦げ付きに注意して、弱火で煮込みます。
３．すぐに水気が出てきます。写真は5分後の状態です。火を強めても焦げ付く心配は少なくなります。表面にあくが浮かびだして来るのですくい取ります。
４．15分程度で全体が均一になります。表面のあくをすくいながら、もう少し、20分程度まで煮込みます。冷えると、少し硬くなります。

とても酸っぱいジャムです。梅の酸っぱさがあらためて分かります。
左はヨーグルトにかけたものですが、そのままでは酸っぱすぎるので、蜂蜜も加えています。ある意味では、夏向きのさっぱりとした美味しさです。
そのまま食べる他に、料理にも使用できます。鰯の煮付けに使用したものです。生姜だけを使用したときよりも味が柔らかいと思います。

落ちて傷のある梅も思いのほか役立ちます。

使用した道具
煮込む鍋と冷蔵庫保存用の入れ物だけです